なんか更新が数日あいてしまいました。すんません。


 いよいよ夏競馬開幕ですなあ。土曜の競馬をじっくり見させていただこうと思っております。この夏注目の若手騎手は、以前も書きましたが津村。あとは、……丹内かなあ。


 夏の砂競馬ってば、500万は北海道組、1000万は新潟・小倉組ってのがあります。砂戦のほか、芝の短距離も楽しいんで熱視線です。馬券を離れてって感じになるんですが、2歳戦も楽しみです。なんかこう、妙にワクワクしますな。っても、明日(土曜)はイレ込んで馬券を買いまくることのないよう、注意しないと。いや、3場開幕だし。


 そんなわけで予想はお休みにして、今日は「お祭り会場」に書いた、ダービーのおもひでをアップします。「予想前にまずは」みたいな感じで書いたものです。以下、原文まま転載。


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 さてさていよいよダービーウィーク。ここを見ている人の多くは「もういいよ」と思うでしょうが、私のダービーに対する立ち位置をあらためて。
 ダービーって、単勝1点で参加するレースです。ブルボンの年に馬連を買って競馬場でレースを見てたら「ゴール前の2着争いなんて見ていなかった」ことに気付いたのがキッカケです。。そもそも「ダービー2着馬」って自分の中ではどうでもよくて、……というよりも、ダービーだけは勝ち馬が特別なのであって、そこにしか興味を持てないため、単勝1点で参加するレースになりました。乱暴な書き方になりますが、このレースに関しては2着もビリも同じ負け。「1つでも上の着順を」なんて乗り方はして欲しくないものです。去年、勝ち馬に堂々とケンカを売りに行った蛯名は素敵でした。「攻撃的な後方待機」の横山典も最高でした。

 見解の前にまず、近10年、私がダービーで単勝を買った馬と、それぞれの思い出なんかを軽く。


96年 ◎ ダンスインザダーク(勝ち馬:フサイチコンコルド
 やっとダービーを武豊が勝つんだと信じてたんですが、藤田のフサイチコンコルドに差されて2着。武豊はひょっとして一生ダービーを勝てないんじゃないかと思ったものです。


97年 ◎ メジロブライト(勝ち馬:サニーブライアン
 「メジロ牧場にダービーのタイトルを」ってな願望のほうが強かったのかもしれません。一流馬を長く現役で使い続けてくれたり、使えるレースは全部使ってくれたり、春の天皇賞に重きを置いたりと、とにかくメジロ家の姿勢は大好きです。「淀の長距離を勝てる馬こそが現役最強なんじゃボケ」と、藤沢和調教師に言ってやりたいものです。


98年 ◎ スペシャルウィーク(勝ち馬:スペシャルウィーク
 4角で「出てこられる?」と軽く緊張はしましたが、危なげく圧勝。引き上げてくる武豊の安堵の表情が印象に残っています。また、逃げてしまった福永祐一も忘れられません。ピタリ番手でユーイチを使った横山典のしたたかさに「洗礼」を感じたりもしました。


99年 ◎ ナリタトップロード(勝ち馬:アドマイヤベガ
 「弥生賞を勝ち皐月賞を取りこぼした関西馬」だったんで、すんなり本命が決定した記憶があります。凹んで帰宅した後、電話で友人に「いや、予想うんぬん以前に、渡辺がダービー勝つって本気で思った?」と言われて、何かいろんなことを考えました。


00年 ◎ アグネスフライト(勝ち馬:アグネスフライト
 「苦節ン十年のベテランがようやく」ってシーンを見たいという理由もあって(それだけじゃなかったけど)本命。当たったからそう思うんでしょうが、この年は「ああ、いいダービーだったなあ」って心底思いました。とにかく、河内のガッツポーズが素敵で素敵でもう。


01年 ◎ ジャングルポケット(勝ち馬:ジャングルポケット
 クロフネが負けた年とも言います。「こうなるといいな」と「こうなるだろうな」が自分の中で一致した年でもありました。角田の手綱さばきにシビれた記憶もあります。G1で外人や地方騎手があいてないなら角田に頼むってな考え方、あってもいいと思うんだけどなあ。


02年 ◎ ノーリーズン(勝ち馬:タニノギムレット
 ギムレットは負けたNHKがいろんな意味で余計に思えて仕方なかったし、シンボリクリスエスに関しては「藤沢さんに順番が回ってくるのはまだだ」と思ったんで、皐月賞ノーリーズンに行き着いたというわけです。BTのアタリ年でもあったんで、蛯名の一発に期待しました。


03年 ◎ サクラプレジデント(勝ち馬:ネオユニヴァース
 サクラかネオかってトコまではいきました(本当)。で、サクラの「日本の牝系にマルゼンスキーが入って仕上げにサンデー」って出来上がり方と、やっぱり「外人が勝つダービーなんてイヤだ」ってのがあって、サクラプレジデント本命。レース後、泣きながら引き上げてきて、馬を指差し「コイツをほめてやってくれ」とアピールしていたデムーロの姿に、「ま、いっか」と思ったものです。


04年 ◎ コスモバルク(勝ち馬:キングカメハメハ
 理屈抜きって部分が大きかったんですが、皐月賞を差し損なった弥生賞馬ってのを心のよりどころにコスモバルク本命でした。勝ったのがキングカメハメハだったことが唯一の救いです。ちなみに、五十嵐冬樹が降りてからのコスモバルクには、ダービーの頃ほど肩入れできていない自分がいます。


 今日は以上です。