中山12R (ダ1800/1000万下)


◎  9 ハウンドコップ
○ 15 ローランスパイス
▲  4 マチカネウソブキ
△ 14 ヤマノサップ
× 11 ブラックファルコン

 鎌ヶ谷は先行馬が掃除されたレース。「払われた組の次走」ってことでハウンドコップから買う。6番チェリーグローリーがHラップで逃げてくれる流れはこの馬に向きそうだし、苦から楽が見込める今回は指数を伸ばしてくると見た。粘っこい先行馬の中で最後まで我慢するのはこの馬。


 20050326(=ポジテブサプライズ組)は、稀に見るHラップ。そんな流れを強気に(?)攻め上がって失速したローランスパイスが対抗。立ち回り1つで現級でも足りることは示したんで、淡白な流れになれば浮上して不思議ない。


 ロベルトの地方騎手(追える騎手)替わりってコトで、マチカネウソブキが3番手。指数は持ってるけど内容が薄いんで入り目には取れないが、それなりにまとめて来られると困るんで高評価。


 ヤマノサップは前走よりもパフォーマンスを落とす確率が高いと見ての押さえ評価。それでも足りる相手なので仕方なく。ブラックファルコンはポジテブサプライズ組で先行した馬なので一応。


 「Hペースなのに前残り」と決め撃った印になったが、当日になって「……差さるかも」って閃いたら、3番ミヤビとか5番タイキあたりを買い足すかも。その辺は当日のオッズ次第ということでひとつ。


 馬券は◎からの馬連を。◎が消えて○が馬券対象になるなら、相手は差し馬になっているイメージなので、タテ目は当日の雰囲気を見てってコトで。


LAP 12.7-11.2-11.9-12.7-12.7-13.3-13.6-13.3-13.6


【レースの感想】
中山ダ1800で3F目が11秒台は異常。テン3F35秒8は2003年1月以降の良馬場限定で史上2位タイ(全999レース施行。ちなみに1位は03年マーチSで逃げたスマートボーイが刻んだ35秒7)と、超のつくHペースだった。オーバーペース演出の立役者は大野(ローランスパイス)。この流れを3角で高野和(レオマイティー)がマクってレースを動かしたため、その直後の組が恵まれたように見えた。


◆1着 ▲マチカネウソブキ・・・終い要する流れがとてもいい馬。良馬場でラスト4F52秒以上かかったときに連まで来ているように、明らかに東京は向かない。勝って同条件(しかも昇級後が2・1着)として東京出走だが、まず不要。 ◆2着 タイキヴァンベール・・・道中はイン追走。3〜4角をレオがまくって前が掃除されたのだが、道中でもっとも先に仕掛けたのはコレ。後ろに差されたのは仕方ない。速い上がりは出せる馬(のはず)なので府中でも信用して良さそう。思ったより強い。◆3着 △ヤマノサップ・・・終い4Fすべて13秒台を早め早め。何も間違ってない運び。崩れず突き抜けずのレース振りはいかにもヤマノサップ。東京凡走後の函館でまた会いましょう。 ◆7着 ×ブラックファルコン・・・バテた先行馬の真後ろに入ってしまい仕掛け遅れたが、さして強調できる内容でもなかった。 ◆8着 ◎ハウンドコップ・・・Hペース先行で終了。府中って馬でもないと思うんで、新潟に出走するようなら改めて。 ◆16着 ○ローランスパイス・・・外から突っ張って超Hペースを演出。まあ新人だし、ムリヤリ折り合い付けようとするよりガンガン行くってのは好感が持てる。気風のイイ逃げ屋に育ってくれると楽しいし、その資質はある騎手。頑張れ。

阪神12R 赤穂特別(ダ1400/1000万下)


◎  5 エイシンボーダン
○ 15 ノボリハウツー

 本命エイシンボーダン。一連のレース振りを観察するに、1400そのものは心配ないはず。番手にハマるであろうツルマルバクシンとは持ち指数が違うんで、ツルマルが追走バテで何かが差し込んで来るイメージが浮かぶ。


 で、何が差し込んでくるかを考えた結果、ノボリハウツーという結論に。初勝利が川原替わり。昇級戦を岩田替わりで2着。その後、ユーイチで勝ち切れないレースを続け、ルメール替わりで2勝目と、地方騎手か外人が乗ると着順が上がる馬。長谷川から吉田稔に替わる今回は前走以上に動けると見ての対抗。


 馬券は、◎○のワイド本線で馬連を少々。


LAP 12.2-10.4-11.2-12.4-12.8-12.4-12.6


【レースの感想】
テン3F33秒8は2003年1月以降の阪神砂1400mで史上2位タイ(全899レース施行。良馬場限定。ちなみに1位は03年プロキオンSの33秒4)。それでも前残りだったように、この週の阪神砂は「前が圧倒的に有利」な馬場だった。逃げ先行馬が軒並み指数を伸ばしていたんで、このレースに限らず「差し不発」は要チェック。


◆1着 ビッグロンドン・・・離れた3番手追走と、位置はベスト。最後は2着馬とマッチレースで差し切り、指数大幅アップ。次走消えのパターン。 ◆2着 ツルマルバクシン・・・タマエックスと枠が逆ならこっちがハナだったと思わせるくらいラクに先行。前有利な馬場を何1つムリなく番手追走で競り負けたので内容は薄いが、超Hラップ先行を耐え切ったと見ることも可能なので難儀。京都もこなせる馬なので次もヒモ程度には買わなきゃイカンのか。 ◆3着 ○ノボリハウツー・・・このラップをムリなく好位付け。残200mでは先頭に並びかけようかという勢いで、いつもの阪神なら勝っていた競馬。勝負所で置かれる馬だったが今回はそんな面も見せず。着順は均衡しているが馬が変わってきた印象。 ◆4着 ナムラカイソク・・・後方から上がり1位。指数を伸ばしてきた差し馬。チェック。 ◆8着 ◎エイシンボーダン・・・出遅れてパー。前走マッチレースのツケが出たとしか思えない。1000万なら楽に勝つ力はある馬だし今回で膿みは出たんで、次も買う。ただ、人気で信用したら痛い目に遭うキャラであることは覚えておくべき(自戒)。

その他

 福島10はウルフボーイが2か3の席に座ってくれそう。1着は5枠2頭のどちらかなイメージが浮かぶんで、そんな3連単に欲を込めたい。阪神5のスリープレアデスは、もう順番。2倍あれば単を。中山7はナチュラルリーダーの単。7割で勝てる相手。福島9はキクカネイチャ。内枠は願ったり叶ったり。