■

　桜花賞が行われる阪神芝1600は、騎手の得意不得意がハッキリ出るコース。ゆえに、有力馬に騎乗するジョッキーの阪神芝1600成績（2002年１月〜）から、３連単目線でどうなるかをイメージしてみる。

◆福永（ラインクラフト）
　14- 09- 13- 63/99　勝率14.1％　連率23.2％
　10- 03- 04- 02/19　勝率52.6％　連率68.4％（１番人気時）

　阪神芝1600で１番人気馬に乗ったユーイチは取りこぼしが少ない（ちゃんと勝つ）。私はラインクラフトが１番人気になると思っているんで、３連単なら「１着」のトコだけ塗ればいい。

◆吉田稔（シーザリオ）
　1- 4- 0- 27/32　勝率3.1％　連率15.6％

　人気時の成績は母数が少ないんで省略。問題は「吉田稔が地方在籍のままＧ１を勝つのか」というコトだろう。以下は主観だが、確かに岩田は菊花賞を勝ったけど稔はまだだと思う（中京＝高松宮記念なら考えたが。稔ファンの人ゴメンなさい）。100回やって３回しか勝たない騎手でもあるんで、塗るなら２か３でいい。

◆四位（アンブロワーズ）
　06- 08- 06- 45/65　勝率09.2％　連率21.5％
　01- 04- 04- 14/23　勝率04.3％　連率21.7％（２〜５番人気）

　阪神芝1600は得意でも不得意でもないイメージの四位。「非・１番人気＠でも上位人気」のときは、20回やって１つしか勝ってないような騎手なので、これも塗るなら２か３。

◆武豊（エアメサイア）
　27- 08- 08- 44/87　勝率31.0％　連率40.2％
　04- 05- 04- 26/39　勝率10.3％　連率23.1％（２〜５番人気）

　2002年１月以降、武豊は阪神芝1600で27勝しているが、うち23勝が１番人気時。エアメサイアは１番人気じゃないんだろうけど、２〜５番人気時でも「勝たない」との決め撃ちは危険。１も２も３もある。

◆武幸四郎（エイシンテンダー）
　08- 07- 03- 60/78　勝率10.3％　連率19.2％
　04- 05- 02- 14/25　勝率16.0％　連率36.0％（２〜５番人気）
　03- 01- 01- 26/31　勝率09.7％　連率12.9％（６〜10番人気）

　阪神芝1600は得意なイメージが強い幸四郎。デビュー初勝利となったマイラーズカップを筆頭に、ウインクリューガーのアーリントンカップや今回騎乗するエイシンテンダーのチューリップ賞など、このコースで行われる重賞での一発が多い騎手。塗るなら１か２だろう。３は塗らないでいい。

◆池添（アドマイヤメガミ）
　11- 14- 08- 68/101　勝率10.9％　連率24.8％
　02- 11- 05- 21/039　勝率05.1％　連率33.3％（２〜５番人気）
　03- 02- 03- 32/040　勝率07.5％　連率12.5％（６〜10番人気）

　アローキャリー・シーイズトウショウで穴をあけたり、スイープトウショウで消えたりと、良くも悪くも桜花賞といえばこの騎手。データからは「阪神芝1600で中位人気の池添は侮っちゃダメ」なことがわかる。塗るなら２か３。

◆藤田（ライラプス）
　03- 03- 07- 34/47　勝率6.4％　連率12.8％
　00- 02- 04- 14/20　勝率0.0％　連率10.0％（２〜５番人気）
　01- 01- 02- 13/17　勝率5.9％　連率11.8％（６〜10番人気）

　ここまで挙げた騎手の中で、勝率10％も連対率20％もクリアできてない藤田。塗っても３。

　上位人気になるであろう７人（７頭）について取り上げた。Ｇ１馬ショウナンパントルも売れるんだろうけど、桜花賞って前走大敗馬は巻き返さないレースなので（大敗した前走が１番人気だった馬を除く。ショウナンＰはクイーンＣ２番人気）、データは取ってない。

　長くなったんで、続きはまた。