このエントリーで書いたんですが、「フジキセキ牡馬には母方にプリンスリーギフトを」の話を今日も。おさらいすると、フジキセキ牡馬で重賞を勝った馬はみんな、5代血統表を見ると母方にプリンスリーギフトの文字が入っている、というものです。


 5代もたどれば、たいがいプリンスリーギフトの文字なんて入るんじゃないかとも思うんで、検証してみます。以下は、母方にプリンスリーギフトが入っていない牡馬です。


ニューベリー
マルカキセキ
・ケージーフジキセキ


 ほかにもイロイロいるんですが、とりあえず3頭を挙げておきます。マルカキセキは重賞で1番人気に2度推されてますが、ともに敗退。今年の京都金杯ニューベリーがゴール前まで大健闘したんですが、すんでのところでビッグプラネットに粘られて2着。若葉Sでハーツクライと接戦歴があるとかいう根拠で、出走すれば売れに売れるケージーフジキセキも、1000万下でモタモタしているのが現状です。


 さてさて本題。


 スプリングSで3着に差し込んだドリームパスポートは、ちゃんと母方にプリンスリーギフトの文字があります。重賞は勝てるものの「芝G1の壁」はまだ突破できないでいるフジキセキ牡馬。芝G1の戦歴はデビュー以来[0-1-2-37]で、実に40連敗中なのですが、そろそろな感じがしているのは私だけでしょうか。


 晩冬にピークが来た時点で「しょせんトライアル血統のプチ爆発」とも解釈できるんですが、現3歳世代のブレイクっぷりから目を背けたらイカンとも思ってたりします。


 武豊騎乗候補のサンデー*1はみんな、4角大外ひとマクリ@少頭数な競馬しかしておらず、そんなサンデーが皐月賞で苦戦することを私たちは知っています。ここは一発、ドリームパスポートに夢を託してもいいんじゃないかと、そんなことを考える今日この頃。


 ドリームパスポートの祖母ゴールデンサッシュは、言わずと知れたサッカーボーイの全妹(=同血)です。そこにトニービンを付けて産まれたグレースランドドリームパスポートの母。ディクタスだのトニービンだのと、中山と悪相性な血が満載なドリームパスポートですが、それでも応援せざるを得ません。ダイワメジャーを勝たせたデムーロ(=皐月賞男)騎乗なら、なおのこと「ちょっとした奇跡」に期待してしまいます。


 フサイチなんとかだのアドマイヤなんとかだの、みんなまとめて負かしてくれると嬉しいんですが、いかがなもんでしょ。

*1:皐月賞で売れそうな馬」ということが言いたかった。馬群を割って差すという経験がない連中が多い。3/22追記