ただいま日曜深夜。


 いやいや、強かったっすね高橋尚子@東京国際。彼女のレースって、いちいちオモロいっす。今日も夢中でした。


 40キロ手前の上り坂でアレムに交わされたのが2年前の東京国際。同じコースで今日は坂下スパートっすよ。それまで3人で先頭集団を作ってて、その中の1人だったアレムをあっという間に置き去りにしたんすよ。競技場の4角手前では、スタンドに向けて右手を高々と突き上げたりして。素敵だったなあ。


 高橋のレースがオモロいのって、ハマったときには圧倒的な身体能力のレベル差が見られるからなのでしょう。駆け引きメインな精神戦もそれはそれで楽しいんですが、やっぱり「個体の能力差=強い者の強さ」を示してくれる戦いって素晴らしいっす。


 高橋ってば、やっぱりスパート時の一瞬のスピードが魅力なんであって、あの瞬発力がまだまだ健在だということが確認できたことが良かったと思います。


 勝ったシドニー五輪のレースも、負けた(アテネを逃した)東京国際も、今日の東京国際も、みんなみんな楽しいレースでした。あんなランナーをオンタイムで見ることができて、本当に幸せです。高橋のマラソンはもう、1つ1つが作品。競走ものはやっぱり長距離がオモロいと私はあらためて思いました。ちっとも競馬の話じゃないんですがまあ。