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NHKマイルカップ
長めの距離適性を求められる反面、長い距離を使われていたスプリンターが巻き返すイメージもあるレース。02年2着のアグネスソニック、03年1着のウインクリューガー、2着エイシンツルギザン、04年の3着メイショウボーラーなんかが該当。特に、府中改修後1発目の03年がタイキシャトルとバクシンオーで決まって万馬券ってのは、けっこう重要かも。両方とも1200の種牡馬だし。
ってことで、来年の今頃に1200重賞で活躍していそうで、なおかつ、まだスプリント戦を使われていないような馬を探したんだけど、マイネルハーティーくらいしか見当たらなかった。中山1600で直線一気を決めた馬の府中替わりはマイナスなので、なんぼ内田でもこの馬は厳しいと思う(私は消す)。デアリングハートも古馬になって1200で息を吹き返すイメージの馬なんだけど、母父ダンチヒなので阪神ベストのはず。府中替わりでさらなる前進を見込むのも酷なので、これも消し。……ダメだ、他の切り口を探さねば。
去年は、朝日杯連対馬の上にキンカメが乗っかった形で決着している。今年も「朝日杯上位馬」がキモになるんじゃねえかってことで、ペールギュントを物差しにしてイロイロ考えてみた。そんなわけで前日段階での結論。
◎ 3 セイウンニムカウ
<買い材料>
・朝日杯をペールギュント・マイネルハーティーと同タイム
・内から前からなアーリントンCを外から差した
・年明けレース消化数が2
・前走凡走で疲労ナシ
・G1のアンカツ
以上のことからコレ本命。ものすごーく冷静に考えるに「カーネギーがG1馬を出すのか」とか「母父ジェイドって」とかってなるけど、タキオンのいる牝系なので格は持っているはず。ソコにすがることにする。ペールギュントを物差しにして考えれば通用してもおかしくないし、何度やってもペールギュントに先着できないマイネルハーティーよか人気がないってのもオイシイ。
今年の春のG1は、福永・武豊・アンカツで回るんだよきっと。オークスが福永(シーザリオ)、ダービーは武豊(ディープインパクト)になるはずなので、ここはアンカツでしょ。いや、安易だけどバカにできないファクターなんじゃないかなあ。
▲ 12 ラインクラフト
<買い材料>
・桜花賞馬(抜けた格上)
・1分33秒台のマイルに対応済
・年明けレース消化数が2
・G1の福永
印は▲だけど評価は2番手。接戦勝ち2連発の後なので反動が怖く、自分との戦いのはず。動ければ勝てるだろうし、何かの大駆けに遭っても2着なら大丈夫そう。火事場のクソ力を発揮する馬が2頭はいないと思うんで、馬券になるなら連対している(3着はない)はず。
○ 2 ペールギュント
<買い材料>
・皐月賞の上がり3位
・前走2000組
・東京1800重賞での連対歴アリ
・G1の武豊
印は○だけど評価は3番手。今日の府中芝を見てると、どうしても後方一気の馬が勝つ感じがしないし、兄フェリシタルも叔父アイアンリアリティも2着が多かった馬だし、橋口厩舎の差し馬ってことで、キャラ的にアタマまではどうか。3着以内の可能性はラインクラフトよりも上だと思うんで、そういう意味で印は○。
以上が上位評価。あとは、アイルラヴァゲインとディープサマーにも印は打っておく。前者は府中向きの走りをする点を評価、後者は母父サドラーズも父タイキシャトルもこのレースと好相性であることを評価。